「勉強する場所がない!」とは言わせない!環境は自ら作るもの!〜どこでも勉強部屋のすすめ~

みなさんは、社会人になってまだ間もないと思いますが、勉強を続けていますか? 

この記事の読者はきっと続けていると思います。でもなかなか続かないですよね。仕事が中心の生活になるわけですから無理もありません。勉強には集中する場所と時間の選択がとても大切です。

ここでは、私が資格試験をとる時に実行していた方法を交えながら、勉強する場所と時間についてご紹介します。

集中できる環境づくり

集中できる環境とは何でしょうか。それはずばり場所と時間です。学生の時のように長時間の勉強時間をとることは、かなり大変になりますから、まずは勉強できる場所と時間を考えてみましょう。お金のかからない順に並べてみました。

① 自宅

自宅でできるメリットは非常に大きいです。何しろ無料ですし、服装は自由、ネット環境も整っています。半面、ちょっと気を抜くと逆効果です。

ついついネットを見てしまいますし、お菓子に手がのびます。ジュースやコーヒーを飲んで休憩し、みたいに何をやっているんだかわからなくなります。ご家庭のある方は、子供さんと遊ぶ時間も必要でしょう。私は、自宅では、平日は1時間くらいにしています。

休日は入室厳禁として、半日くらい勉強に充てていました。

② 図書館

公共図書館のメリットは、静けさと、適度な緊張感です。一番のおすすめです。最近、閲覧用の席が少ないところが増えていますが、皆さんの所はどうでしょうか。無線LAN環境が整備されているところもあるようですから、ぜひ探してみてください。公共以外では、大学や高専の図書館もおすすめです。

一般に開放されていますから、ぜひとも利用してください。私は今でも利用しています。書籍以外に専門書、業界紙も所蔵していたり、学生のための席がたくさんあることです。ただで業界の情報が手に入ります。私はそうやって情報収集を行いました。

私立大学の図書館は夜9時過ぎまで空いているので、平日でもまとまった時間の勉強ができたりします。図書館は大好きです。

③ カフェ

マック、スタバなどのカフェもいいと思います。コーヒー1杯程度で、2時間くらいはねばれるのでおすすめです。どちらも無線LAN環境が整っています。(最近は長時間の利用は禁止されているところもあるので気を付けましょう)

④ コワーキングスペース

やはり無線LAN、電源、ドリンク飲み放題がセットになっているので、環境が整っています。ただ勉強しに来ている人ばかりではなく、ちょっと雰囲気が違うので、たまに環境を変えてみたいという時に利用すればいいと思います。

大体500円/時間が相場でしょうか。
定期的にイベントが開催されていることがあるので、興味のあるものに参加して、知的刺激を受けるのもいいのではないでしょうか。いろいろな人の話を聞くといい「気づき」を得ることができます。

⑤ 会社

番外編として、会社をあげておきます。自己研鑽が奨励されていれば、自己研鑽のための居残りは許可してくれるはずです。また、大手の企業であれば、社内研修や外部セミナーへの参加は会社の費用で参加できますので、利用しない手はないと思います。

そうじゃなくても、お昼休みに本を読むとか、録音したものを聞くとかして時間を有効活用しましょう。

細切れ時間を大切に

勉強時間は、まとまって取れる時間と、細切れに発生する時間に分けて考えましょう。

1.まとまって取れる時間

私の場合、休日はまとまった時間が取れる日としていました。若い時は、仕事が超忙しくブラック寸前の残業をしていたので、休日は何もできずにゴロゴロしていることがほとんどでした。現実にはそうなりますよね。でも、それではいけないと思って月1回は、自分のために計画的に休暇をとることにしました。

休みを取るための理由を考えたり、仕事をどうやって片付けるかを必死で考えたりしたので、結構張り合いがありました。休む理由は遊びでもいい思うんです。仕事ばかりになるとどうしても、視野が狭くなって良くないことばかり考えますから。

2.細切れ時間

社会人の勉強は、細切れ時間をいかに有効に使うかにかかっています。有効活用の秘訣は締め切り効果でしょうか。時間制限があった方が、集中力がアップするという心理効果です。「適度な緊張感」を感じると、扁桃体が興奮し、脳全体の機能を高めてくれるそうです。締め切り前の追い込みといったところでしょうか。

細切れ時間と言えば、単語ノートを作る、参考書を読む、試験の過去問を解くというように短い時間でできることに限られますが、気にしないで毎日積み上げていきましょう。

私は、カードを作ったりファイルの整理をして片付けしたり、ポストイットの見出しを作ったりと準備の時間に充てることが多かったです。

朝型人間のすすめ

会社で一日中働いて、勉強しようとする皆さんは本当にすばらしいと思います。でも現実には超難しいですよね。私もそうでした。夕ご飯を食べて風呂に入って、ほっと一息。一日で最もくつろげる時間だし、気を抜ける時間でもあります。それから勉強なんてできないですよね。

私は、思い切って寝て、朝起きて勉強するようにしました。最初はなかなか起きられないんですよね。でも1か月もすると、なんとか起きられるようになりました。社会人になって何とかしないといけないという気持ちが起きられるようにしたのだと思います。あと、うれしい実感として、早朝学習を始めてからは「1日が長くなった」と感じました

IT機器を最大限活用しよう

社会人になると、経済的に余裕ができるので、いい意味で時間はお金で買いましょう。IT機器やネットは最大限に利用する訳です。スマートフォン、スキャナとiPadです。iPadの大きさは9.7インチ以上のものがいいと思います。

1.スマートフォン

スマートフォンは最強の武器です。何しろ軽いし小さい。電子ファイルや音声も実用上問題ないくらいたっぷり保存できます。ただ、画面が小さいので、書籍をみるにはちょっと辛いものがあります。書籍を見るならiPad の方が適しています。

2.iPad (第7世代)

価格、軽さにおいてベストパフォーマンスだと思います。容量は32GBで十分です。できればApple Pencilはあった方がいいですね。第1世代が使えます。私はさらに反射防止フィルムを貼って、より見やすくしています。ダウンロードしたPDFや自炊した書籍などをいつでも見られるようにしています。

気付いたことをそのままメモして、保存して後で見返したりしていました。鞄の中にノートとiPadを入れてもそんなに重くはならないのです。

3.スキャナ

これも効率の良い勉強をするためには必需品だと思います。今ではスマートフォンのスキャンアプリもありますが、私はスキャナを活用していました。書籍も、思い切っていわゆる自炊して取り込んでいました。

私はScanSnap ix1100 (富士通)を使用しています。なんといっても小さい。それにも関わらず、5秒/枚とスキャンスピードが速いので、片面づつスキャンすることも苦になりません。GoogleDrive、Evernoteなどのクラウドとも連携しているので、スキャン結果をすぐ見ることができたりするので、すごく便利です。

4.ワイヤレスイヤホン

これもあった方がいいかと思います。資格試験には小論文問題もあったので、自分で書いた原稿を録音し、繰り返し聞くようにしていました。

5.タイマーアプリ

限られた時間です。有効に活用するためにタイマーアプリを活用していました。1つ目は本番と同じように試験時間を設定して予行演習的に問題を解いたり、論文を仕上げること。2つ目は、今から1時間だけがんばろうという風に期限を設定することです。

6.耳栓

これも集中力を維持するために使ったものです。100均で購入しました。周りの音を遮断して集中を維持するわけです。音を遮断することは結構有効だと思います。

最後に

IT機器を使えば、勉強する場所と時間の制約は少なくなってきているのではないでしょうか。社会人のメリットとして、時間をお金で買えますので、最大限利用しましょう。そうして勉強を継続する努力を続けましょう。みなさんひとりひとりに桜が咲くことを祈っています。